大規模修繕コンサルタントを活用する
分譲マンションのような大規模な鉄筋コンクリート造の建物は、家族向けのマイホームとしてさかんに新築されている木造住宅と比較しても耐用年数は長いのが特色ですが、そうはいっても経年劣化せずにいつまでも新築と同様のクオリティーが保てるわけではありません。
たとえば外壁や屋上などは常に風雨にさらされる過酷な環境に置かれているわけであり、年次的に適切なメンテナンスを行うことで劣化を食い止めることが重要です。
このような観点から、多くのマンションでは外壁の塗装や屋上のコーキングなどといった大規模修繕工事を計画にもとづいて施工していますが、ほとんど例外なく工事費は高額なため、それぞれの入居者から積立金の負担を求め、管理組合でその資金を一括して管理運用し、いざというときのために備えているのがふつうです。
大規模修繕は日頃の小規模なメンテナンスを委託している管理会社まかせにしてしまうと、不必要な工事を迫られてさらに輪をかけて高額になってしまうことがあります。
そこで大規模修繕コンサルタントに計画を精査してもらい、消費者目線に立った適正な価格に落ち着くようにする工夫も必要です。
住まいのホームドクターはマンション管理会社はもとより、建設会社や不動産会社などとの資本関係や提携関係をもたない、完全独立の大規模修繕コンサルタントです。
こうしたいっさいのしがらみがないことから、消費者サイドで真に求められる大規模修繕工事を適切に把握し、費用の削減に効果を上げることができます。